確かな鑑定をするにはどうすればいいのか
日本画
西洋形式の画風が入ってくるまでは日本では唐画絵と呼ばれていた歴史がある。そこから日本的主題を描いた「大和絵」なども発生しました。
宗教観の強い仏画や中国の影響を受けた水墨画など、様々なジャンルが日本画にはありますが、安土桃山時代からは屏風画の時代になり、狩野永徳がそれまでの雪舟、周文などと乖離した絢爛豪華な画を生み出していくのです。歴史に翻弄されながら西洋文化の影響をうけて進化した日本画は留まることをしらず、江戸時代に浮世絵文化の葛飾北斎、安藤広重などの巨匠を生み出していくのです。
この端境で様々な画家が数多くの書画を残している行方知れずを、あなたが携えていてもおかしくはないのです。
価値を見極める
絵画には時代に限らず模倣品や贋作が多数ある。真筆、肉筆などはそもそも一点しかないはずが、出回っている多くはほぼその類です。
しかしそれはあまりにも著名な画家、もしくは著名な作品に多く、真筆、肉筆でもいまだうかがい知れない作品は多数眠っているのが現状です。すべての絵画の所在を知っているものはこの世にはおりませんが、肉筆、真筆、正真正銘を見極める目利きがある者はこの世には数多く存在するのです。
その確かな目が裁く絵画鑑定を行えば、ただの古いだけのものか、価値ある一品かを見極められるのです。そのチャンスが日本でも用意されているのは素晴らしいことでしょう。